流産は、とても悲しく辛いものですが、流産自体の可能性は10~15%といわれ、10人に1~2人は流産...

流産後は妊娠しやすい?

流産は、とても悲しく辛いものですが、流産自体の可能性は10~15%といわれ、10人に1~2人は流産してしまうというのが現状です。そのため、初めての妊娠で流産が起こるというのは、特別なことといえないのです。 また、年齢が高くなればなるほど、子宮も衰えてくるので、流産の確率が高くなります。35歳以上で20%、40歳以上では30%と言われるほどです。

流産には様々なタイプがあり、その中でも胎盤が作られる過程(妊娠の初期)の妊娠12週未満での流産がもっとも多く、流産全体の80%を占めます。
主な流産には、妊娠のごく初期段階で、検査薬では陽性反応が出たのに、その後に反応が消滅してしまう「化学流産」があります。着床が長続きせずに妊娠に至らなかったためで、流産と診断されないことさえあります。
また、赤ちゃんが亡くなったまま、子宮の中に留まっている状態の「稽留(けいりゅう)流産」があります。子宮内の赤ちゃんや組織を取り出す「子宮内容除去術」もしくは「掻爬(そうは)手術」と呼ばれる手術がなされますが、手術をせず、自然に胎児が出てくるのを待つこともあり、これを「自然流産(完全流産)」といいます。

「流産後は妊娠しやすい」といわれますが本当でしょうか?
化学流産の場合は、子宮の状態に変化は無く、流産後の妊娠率は流産前と同じです。
「稽留流産」や「自然流産(完全流産)」のような、妊娠初期の段階で、子宮内で胎児が亡くなってしまい、母体外に出した場合には、子宮内の状態がリセットされるので、子宮は着床しやすい環境に整えられ、流産後は妊娠しやすいといえるでしょう。これは昔からいわれているというだけでなく、医学的にも証明されているようです。
また、流産後の母体のホルモン状態などが、妊娠に適した状態になっていることも考えられます。


妊娠しやすいとはいえ、次の妊娠への焦りは禁物です。
子宮は受精卵を着床させやすくなってはいますが、母体と子宮が完全に回復し、赤ちゃんの育つ環境に戻らないうちに妊娠すると、妊娠を継続できないことが多く、再び流産に至ってしまうことが多々あります。母体がしっかり回復するまで数カ月かかるため、健康的な出産に至るためには半年くらい待つのが望ましいといわれています。