ほとんどの初期流産は、受精卵側にアクシデントで染色体異常や遺伝子異常が起こってしまったための自然淘...

流産後は妊娠しやすい体に整える

ほとんどの初期流産は、受精卵側にアクシデントで染色体異常や遺伝子異常が起こってしまったための自然淘汰で、二度目まではそう珍しいことではありません。 三回以上も流産を繰り返した場合は、受精卵の問題ではなく、母体側に免疫学的異常や子宮の形態異常があったり、夫婦のいずれかが染色体の構造異常の保因者であったりすることがあります。原因を調べ、治療を受けながら多くの方に出産が可能になっています。

治療するような問題がなく、流産の後に妊娠しやすい体をつくるコツは、これまでの妊娠と同じで母体を健康にすることです。そのために、毎日の食事と嗜好品に気を配りましょう。


食材は、栄養のバランスを考え、様々な食材を摂取することが勧められます。野菜や豆類、カルシウムが豊富な小魚・海藻類、貧血予防に必要な鉄分豊富な食材を選びましょう。葉酸は必要不可欠な栄養素で、妊娠前~妊娠初期には、特に意識して摂ることが推奨されています。
葉酸には、細胞の働きを正常に保つ働きにより、受精卵の着床を補助する働きや、流産を予防する働きがあるからです。また、胎児の先天性異常を防止にも役立ちます。さらに、葉酸は、ビタミンB6とB12と一緒にとることで、ホモシステインと呼ばれる「悪玉アミノ酸」を分解する働きがパワーアップします。ホモシステインは卵質を悪くしたり、流産や早産のリスクを高めるという研究報告があります。
清涼飲料水やレトルト食品、加工食品、スナック菓子などは控えめに。糖分や塩分が多く含まれ、体に良くない添加物の心配もあります。タバコやアルコールも控えたいものですね。
「〇〇は妊娠によい」とか聞くとそればかり食べたり、特定のサプリメントを大量に摂ったりする方がいますが、大事なのはバランス。偏りのない食事をメインにし、補助食品を上手に利用しましょう。

また、軽いランニングやウォーキングなど屋外で適度な運動もおススメです。体の健康だけでなく、ストレスを発散させるメンタルケアにもなります。 無理のない範囲でぜひ続けてください。

そして、妊娠をしやすくするために、基礎体温をきちんとつけ、排卵日に合せて子作りををするとよいでしょう。ただ、子宮内容除去術をした後は、基礎体温は安定しないものなので、自分で判断出来ないときは、医師に相談するとよいでしょう。